昨年の反省その2

どうも幹事を引継ぎ引退した部員のOです🙌
え?反省とか言って前回の更新からだいぶ経ってるじゃないかって?
まあちっちゃいことは気にしないでください

前回の続きから…

次に言うことはやはり栽培面でしょう
ポップコーンの性質をよく知らず
スイートコーンの栽培方法に沿って行いましたが
子実用トウモロコシならではの注意もありました

ひとつめには栽培期間が長いことです
スイートコーンの場合はいわゆる未成熟果を収穫するため
普通86日前後(サカタのゴールドラッシュ86など)で収穫し
極早生のアイダホスイート(雪印)などでは78日前後
晩生はなく中晩生で90日前後とされます
早くて2月〜遅くても3月で収穫できます
ところが子実用は最低でも100日以上かかります
これは当然完熟期を待つからです
今回固定種は4月播種の9月末収穫という140日以上かかりました
昨年は夏の日照不足などもありましたが
それ含めても結構な日数です
栽培期間が長いということはそのぶん
病害虫や雑草の防除が必要で
しっかり防除をしないと最終的な収量に大きな影響を与えます

ふたつめは収穫適期の見分けです
スイートコーンの収穫は絹糸が色付き次第収穫します
スイートコーンは収穫適期と鮮度が命で
収穫遅れや鮮度の落ちたものは味が悪くなってしまいます
対して子実用トウモロコシは全草が枯れ始めたら収穫です
全草が枯れ始める前に収穫を行うと
収穫後子実が割れたり未成熟子実混入といった
品質低下を招きます
特にポップコーンの場合
不発子実を生み出す可能性があり
適期収穫は大事です
今年はイエローポップの場合止むを得ず苞皮が茶褐色になってから、固定種は全体の7〜8割枯れるのを待って収穫を行いました
イエローポップは固定種より早く熟していたのと雨や湿気による赤かび病の発生を恐れ
早々に収穫しました
(赤かび病とはフザリウム系糸状菌によるもので人間や家畜に有害なかび毒を生産します)

今回栽培して感じたポップコーンの栽培注意点は
スイートコーンと違うことを認識して適期作付と土や肥料そして薬散といった基本的栽培管理をしっかり行うことと感じました
特に土や肥料に関しては栽培期間が前述のごとく長いため
元肥に緩効性肥料や堆肥をしっかり施し
あとは肥料切れを起こさないように
追肥で定期的に補うことがポイントと感じられます
スイートコーンと違い除房(穂の充実を図るため他の穂を除くこと、他の作物で言う摘果作業)はしないので
スイートコーン以上に肥料を食うと思います
木自体の形成は雄穂分化時点で決まり
雌穂もそこで決まるのでは…と思いますがどうなのでしょうか
仮にそうだとしたら
木が決まるまでの時期とそれからの登熟期のこの2回に行う施肥が
収量アップの鍵があるのでは…と考えてしまいます

兎にも角にもまたまた長くなりましたが栽培に関する反省はこんな感じです😅
次回は加工販売に関する反省です!

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